最近当院に交通事故による負傷で来院される患者さんが急増しています。
基本的に当院に施術を受けに来られる方は被害にあわれて来院されるので、
そんなに重なる事も珍しいので、こう一時期に多いとちょっと怖い気がしますね。
しかしそんな中で何とも不思議な対応をされる保険会社さんがあり、
患者さん共々憤りを感じる事がありました。
我々整骨院を開業するために必要な資格は「柔道整復師」という国家資格で、
この資格はお医者さんとは違い、制限付きではありますが各種保険請求を許されています。
例えば健康保険、労災、そして交通事故による保険もその一つになります。
ですが先日交通事故に遭われて来院された方で、相手の加害者の方が「全労済」の保険加入者だったそうで、
患者さんがすぐに当院へ施術に行くと伝えたところ「整骨院は医療と認められないので治療費はお支払いできません」
と言われたそうです。
私もこの業界で約20年仕事をしていますが、当院でこれまで交通事故の施術で相手がたの保険会社さんが、
被害者である患者さんの施術依頼を当院にされてきたのは「損保ジャパン日本興亜様」「東京海上日動様」
「あいおいニッセイ同和損保様」「アクサ生命様」他、多くあります。
そもそも我々整骨院は保険の取扱いのため「柔道整復師法」という「法律」の元活動しなければならず、
裏返せば「法律の元で保険請求が認められている」施術所なわけです。
そういった中でなぜ「全労済」が被害者の方に「整骨院は医療と認められないので治療費はお支払いできません」
というご説明をしたのか?「全労済」だけが法の外にいるようなご説明を被害者の方にされたのか?
まったくもって理解が出来ません。
担当者の方が不勉強な方だったのか?全労済全体がそういった対応なのか?
もちろんこれは予想の範疇であり確証のない事ではありますが、
ただ事実として「整骨院は医療と認められないので治療費はお支払いできません」と被害者の方に説明したのは
紛れも無い事実なので、正当に施術を受ける権利を侵害された患者さんの気持ちを考えると
非常にいたたまれない気持ちになります。
みなさんも、もし交通事故に遭われる様な事があった時は「整骨院で施術を受けるのは法律で認められたこと」
だという事を思い出して下さいね。
石井