2015.03.17更新

今日来院された患者さんで「病院に行こうか迷ったけどコッチに来たわ」

と言われた患者さんがいました。

症状としては手首がボッコリと腫れ上がり、発熱も酷く痛みは著明に出ている、
いわゆる炎症症状が強烈に出現してる方で違和感は数日前からあったそうですが、
明確な発生理由はなく本人も本当に驚かれていました。

骨折の可能性を否定できない時に、病院に行こうか整骨院に行こうか迷われる方も多いので
今日はその判断の助けになるものを書こうと思います。


この患者さんであれば、それだけ著明な炎症が出ていると骨折を疑うところですが、
骨折には特徴的な痛み方があるのでソレを検査して、骨折の有無を確認します。


限局性圧痛
骨折した時はその骨折をした所を中心に痛みが広範囲に出現します。
ですが触ってみた時に骨折していない部分の痛み方と、骨折部の痛み方は雲泥の差があります。
どこを押しても等しく痛いなら骨折の疑いが低下しますが、
逆に全体的に痛いがある一部分だけ強烈に痛みが出るようなら、
その部分の骨折の疑いが格段に上がります。


叩打痛
骨折が疑われる部分ではなく、その骨の別の部分を拳で叩き「衝撃を伝える」と
骨折をしていない場合は痛みませんが、骨折をしていた場合は衝撃が骨折部分に響き
強い痛みが出ます。


一般の方でもすぐに出来る検査は以上の2つですね。
この2つに該当するようなら、骨折の合併症として血管損傷等を起こしている可能性も
0とは言えないので、一度整形外科の先生に診断して頂いた方がいいと思います。

逆にこの2つに該当しないようなら直接整骨院に来て頂いて大丈夫です。

 

                                                                                                 石井

投稿者: 石井鍼灸整骨院

メールでのお問い合わせはこちら
メールでのお問い合わせはこちら