前回に引き続き、あいたたたな箇所が増えました・・・今度は膝です。
私の記事でよく書きますが、今週のような気温と気圧の変化が激しい時は
古傷、手術痕、関節痛、神経痛等が不安定に症状発生する事が多い・・・
そう言ってたのに自分に出てしまうのは因果なものですね(笑)
ですが最近当院にいらっしゃる患者さんの中でも膝痛を訴えられる方が非常に多く、
その中で「自分で出来ることは何か?」と聞かれる事が多いです。
まず症状発生から早期の場合は基本的ですが安静、特に症状がキツイ場合は包帯やサポーターなどで
圧迫をした方が良いです。
痛い方の膝とそうでない方の膝を触ってみて、熱感(発熱)があるようなら炎症を起こしているので
アイシング(冷却)も有効です。
症状発症から時間が経過し、施術等を受け症状が緩和されてきたら
膝の可動範囲を上げるためお風呂の湯船の中で正座をする訓練をするのが良いでしょう。
もちろん現状出来る範囲以上に無理くり曲げるのは厳禁なので、あくまで自分の出来る範囲でお願いします。
なぜ湯船でやらなければいけないのかと言うと、お湯の中では浮力が働くので体重が免責されるため負担が減る。
さらに温かいお湯の中なら筋肉も暖まり、柔らかさが通常時よりも上がるので曲げやすくなるというメリットもあるからです。
この時期になれば炎症が激しく出ているという事も可能性としては低いからこそ出来ることです。
ですがこの訓練の前に必ず膝の熱感をチェックして頂いて、やはり炎症を感じるようならやらない方がいいです。
最後に症状が大きく改善され経過良好なら、ビニール袋に2〜3㎏の重りをいれ症状のある膝の方の足首に巻きつけます。
そしてイスに座りその膝を伸ばす(ふくらはぎを上げる)曲げる(ふくらはぎを下げる)コレを20回ほどやって下さい。
これは筋力トレーニングで、膝を守る筋肉を強化することにより膝の症状をさらに回復させる意図があります。
以上のように初期(安静)中期(柔軟性の向上)後期(筋力増強による抵抗力の向上)という段階をしっかり見極めたうえで
患者さんにも御自宅でやって頂ければ、症状のさらなる改善が体感出来ると思います。
石井