2014.10.13更新

前回の四十肩・五十肩 その1 

 

四十肩・五十肩の原因は様々ですが、その中でいくつか例をあげてみます。

 

タイプ1・気がついたらなっていたタイプ

「特に何もしていないが以前から肩関節の周辺に痛みや重だるさを感じていた、

ほおっておけば治るだろうと思い放置したらどんどん酷くなってきた。」

このタイプの原因は「慢性的な負荷で発症」する事が大体です。

どうしても痛みが強いと「私はOOをしたから悪くなった」と

理由を明確にしたくなりますが、家事や仕事、運動を何十年としてきた結果、

少しずつ筋組織等が傷ついていって、その細かな傷から炎症が

発生していったため、最終的には強烈な症状になる。

「塵も積もれば山となる」という感じでしょうか。

ちなみに当院へ四十肩・五十肩の症状を訴えていらっしゃる方の

大半がこのタイプで、当院でおこなっているマッサージや

運動療法等でシッカリ対応できるものになります。

 

タイプ2・運動後やぶつけた、捻じった等、発生原因が明確なタイプ

このタイプは対応が2つに分かれます。

 

まず、発生直後から極端に動かすことに制限がつくもの。

これは細かな傷から炎症が・・・というレベルでなく、

肩関節を上げたり捻じったりする筋肉が断裂している可能性もあるため、

整形外科に行き、画像診断(レントゲンやMRI)で程度を

診断してもらう事が大切になります。

 

もう一つは運動後から若干の痛さや重だるさが出たものの、

動かすことに強い制限が発生しないもの。

これはタイプ1に近く、運動によって筋組織に細かな傷ができ、

そこから炎症が発生していることが多いため、

これも当院でシッカリ対応できます。

 

タイプ3・何もしていないのに症状が急に、激しく発症するもの。

このタイプが非常に厄介で、筋組織の細かな傷、筋断裂という

タイプ1、タイプ2とはまったく違う「関節へのカルシウムの沈着」

の可能性があります。

身体の中でカルシウムと言われてまず最初に頭に浮かぶのは骨だと思いますが、

このタイプは骨ではなく、肩関節周囲に細かなカルシウムの塊が発生して

しまうのです。

このタイプは整形外科にて画像診断をしてもらい、

適切な形で除去してもらうことが唯一の対処となります。

 

このように四十肩・五十肩も様々なタイプがあります。

ご自分のタイプがどれに属しているかをシッカリ確認して頂いて、

それに適した対応をする手助けになればと思います。

 

次回は四十肩・五十肩の当院での施術を紹介したいと思います。

 

 四十肩・五十肩 その3

 

投稿者: 石井鍼灸整骨院

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